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月曜日の夜に
大事な　大事なものを
失いました。
それを簡単に奪った車は
止まりもせず
走り去っていきました。

人間以外の命は
そんなにも　軽いものなのか？

元気がなくて苛ついていたワタシを
自分の縄張りの外まで
追いかけてきてくれたのに
誰も気がつかない
ワタシの微妙な苦しさを
気が付いてくれたのに。

でも　ワタシがあの時
気が付いて　呼ばなかったら
たぶん　道を渡らなかったから
だから
目に焼きついた姿が
息ができないくらい　痛い。